母親が見せた狂気のカニバリズム 5歳娘の眼球や舌を生きたまま…
5年間、すくすくと育ってきた幼い娘。その命は、精神錯乱を起こした母親により奪われてしまった。
幼い少女の血まみれの遺体のそばに、呆然と立ち尽くしていた母親。彼女は手にハサミを握りしめていた。ブラジルで起きた極めてむごたらしい殺人事件の話題を『imirante』ほかが報じ、世界に拡散中だ。
■腹を痛めて産んだ我が子を…
ブラジル・アラゴアス州のデルミロ・ゴウヴェイアで24日、母親が幼い我が子を殺し、遺体の一部を食べるという事件が起きた。
殺人及び死体損壊の容疑で逮捕されたのは、セルジッペ州サンクリストヴァンのジョシマーレ・ゴメス・ダ・シルバ容疑者(30)。犠牲になったのは、5歳の娘ブレンダ・カロリン・ペレイラちゃんだった。
■バスルームに血まみれの孫
事件は、ブレンダちゃんの祖父宅のバスルームで起きた。建物の外の排水管から赤い液体が流れていることに祖父が気づき、バスルームに入ってみたところ、孫のブレンダちゃんが顔面を血だらけにして倒れていた。
その横には、ハサミを手にした母親が呆然と立ち尽くしており、こちらも血まみれだったという。
■まだ生きているうちに…
シルバ容疑者は、ブレンダちゃんの眼球と舌を切り刻んで食べた疑いがある。しかも、ブレンダちゃんがまだ生きているうちにハサミでくり抜かれた可能性が高いことが、司法解剖でわかった。
この事件の前、シルバ容疑者はうつ病ほかの精神病を患って通院していた。錯乱状態のなかで強いカニバリズム(人肉嗜食)が現れた可能性が指摘され、今後については、刑務所ではなく精神科医療施設への入院が検討されている。
■かわいそうな子供たち
動物の世界では、親が我が子を食べる「フィリアルカニバリズム」というものが起きている。魚類の卵食現象は、繁殖につながる栄養を親が卵から得るのだという。
また知能の発達した哺乳動物でも、DNAに刷り込まれているかのような子殺しが起きている。たとえば、ライオンのオスはよそのプライド(群れ)を攻撃して乗っ取ると、その子ライオンたちを直ちに殺す。
我が子を失うことでメスたちは発情し、交尾を受け入れるため、自分の実子が産まれる。これを狙ったものだという。この事件とは似て非なるものだが、いずれも犠牲になる子供たちの末路は悲しいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)