DV被害者を咄嗟の機転で救ったディズニー職員 「頭の回転が速い」と称賛相次ぐ
もし電話をかけてきた女性のピンチに気づかずスルーしていたら、女性は殺されていたかもしれない。
「チケットを購入したいのですが…」と電話をかけてきた女性に対応したディズニーの職員が、電話の向こうでただならぬことが起きていると察知。機転を利かせ女性を救ったことを、『People』などが報じた。
■ある女性からの電話
米国にあるウォルト・ディズニー・ワールドのチケット予約担当者が、1月9日にある電話を受けた。
かけてきたのはペンシルベニア州在住の女性だったが、明らかに困った様子で、時折「私から離れてよ」と大声をあげて担当者を驚かせた。チケットに関する問い合わせどころではない緊迫した様子を察した担当者は、「この方は、DV被害者なのかもしれない」と考えたという。
■女性の危機を察知
「このような状態で説明を要する質問をしても、お客様は答えられないかもしれない」。そう考えた担当者は、「Yes」「No」で答えられる質問をすることに。
まずは「お客様、お電話をくださったのはご予約が目的ですか」と問いかけた。それに対する答えが「No」だったことから、担当者は女性が非常に危険な状態に置かれていると確信。
そこで「警察に私が代わって通報し、お宅に向かっていただきましょうか」と聞くと、それには「Yes」という答えが返ってきたという。そして最後の質問は「誰かに痛めつけられているのですか」というもので、それに対する答えも「Yes」だった。