4人の少女を襲った19歳の小児性愛者 呆れた犯行動機にも波紋広がる
思春期の女の子たちが、チャットアプリでの「出会い」にスリルや興奮を求めているとしたら、大きな問題だ。
幼い子供達の体を傷つけ、笑顔と無邪気さを奪い取る、小児性愛者による性犯罪事件。米国・テキサス州で4人もの少女を襲った19歳の容疑者の男は、常識ある人ならおよそ考えないような犯行動機を口にしたという。
■有罪判決なら終身刑か
テキサス州のウィチタ郡で2019年秋に起きた、未成年者少女に対する性的暴行・虐待事件。11歳の少女を無理やり強姦し、3名の少女に性的虐待を働いたのは、ウィチタフォールズ市のダミアン・デヴォアという当時19歳の小児性愛者だった。
裁判がいよいよ始まることを『KFDX-TV』をはじめ多くの地元メディアが報じているが、有罪判決なら終身刑が下る可能性もあるという。
■呆れた犯行動機
それらの事件は、被害に遭った少女たちが、親に事実を打ち明けたことで発覚した。
デヴォア被告は犯行の動機について、警察には「女の子たちにお酒や性を教えてあげて、ビシッと決めれば『超イケてる』と言ってもらえると思った」などと話していた。裁判を前に、その独りよがりで身勝手な発想が、世間を呆れさせている。
■チャットアプリを通じて
デヴォア被告は、アプリの『スナップチャット』を通じて少女たちに接近。11歳の少女と会う約束をすると、車で迎えに行き、ひと気のない場所に連れ込んだ。少女は下半身の痛みを訴えて抵抗したが、暴行は中断されなかった。
ただし、ほかの3名の少女に関しては、親のいない自宅に同被告が招かれていた。性的虐待の前に、一緒に飲酒していたこともわかっている。性への関心も高まる思春期の少女たちが、スマートフォンを介して危険に巻き込まれていく。その問題が、改めて浮き彫りになった事件だった。
■幼い子に性的興奮を覚える?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査したところ、「小学生以下の児童に性的興奮を覚えたことがある」と回答したのは全体の8.2%。男女とも年齢が若いほど割合が高く、20代の男性が17.9%と突出していた。
爽やかで優しそうな雰囲気すら漂っていたデヴォア被告。小児性愛者たちを外見で見抜くのは不可能だということ、そしてチャットアプリには一定数の「悪魔」が潜んでいるという事実を、子供たちにはきちんと教えておきたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国の20〜60代の男女計1,664名(有効回答数)