猫サイズの巨大ネズミが深夜の寝室に… 噛まれて流血の一歳児が救急搬送
日本人は、綺麗好きな人が多いことがせめてもの救いか…。巨大ネズミに噛まれるシーンなど、想像もしたくない。
近年、猫と見間違うような巨大ネズミの出現に脅かされているイギリス。眠っている赤ちゃんがそんなネズミに深く噛まれ、救急搬送されたことを、『Lancashire Post』や『Mirror』が伝えている。
■早朝に赤ちゃんが泣き叫ぶ
イギリス・ランカシャー州のアウトロークリフで、農業を営むジェーン・ハンターさん(34)。彼女はある日の午前4時頃、1歳半の息子ローワンくんの普段聞いたことがない叫び声で飛び起きた。
彼女の目に入ってきたのは、ローワンくんにかぶりついている巨大ネズミだった。ただちに追い払ったが、ローワンくんの右手は数ヶ所から流血していたという。
■母親はトラウマで不眠症に
救急車で病院に搬送されたローワンくんは、抗生物質を投与され大事には至らなかったが、ジェーンさんはトラウマと強い不安から全く眠れなくなってしまった。
対策として一家は猫を飼うことにし、現在は「ボタン」と名付けられた猫が、ローワンくんのそばで寝ている。
ローワンくんが襲われた数日後、ついにジェーンさんは踊り場に置かれたソファの中に巨大ネズミの巣を見つけ、駆除に成功した。大量の排泄物とともに、小さなネズミたちが死んでいたという。
■人間を恐れないネズミたち
イギリスでは、5年以上前から巨大ネズミの出没が問題になっていた。ジェーンさんは、メディアの取材に「ネズミは全く人間を恐れておらず、むしろ近寄ってくるほどです」と語っている。
また、ネズミの生態について検索したところ、ネズミは食べ物を触った匂いが残っている乳幼児の手指や肌が大好きだとわかり、頻繁な手洗いやこまめな部屋の掃除など、一層の注意を払うようになったという。
■どんどん強くなるネズミたち
じつは近年、動物実験として使用されているマウスについて、生命力が強く各種の毒への耐性をますます強めているといわれているが、町のネズミはそれ以上だ。
害虫やネズミの駆除にあたってきたスコットランドの専門家は、「イギリスの人口は6千数百万人だが、ネズミの数は現在その2倍強。
人々の食生活が豊かになり、廃棄物も増えるにつれ肥満化している」「猫サイズの巨大ネズミも8千万匹ほどと考えられるが、今年の暮れまでに1億5千万匹に達するかも」と話す。年々、駆除が難しくなっていることを明らかにしている。
・合わせて読みたい→ももせもも、地肌との境目がわからないスケスケ衣装に反響 「胸のあたりの生地が…」
(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)