レイプ犯が母親に電話し「娘さんを強姦した」 ショックの被害者女性が自殺を図る
「送り狼」による恐ろしい性暴行の被害。その被害が、さらなる悲劇を生むこともある。
レイプ犯が行為の最中に被害者の母親に電話し、その卑劣な犯行を堂々と告げていた。これに強いショックを受けた女性は、自ら命を絶とうとしたが失敗。悲劇的な事件の話題を、トルコの『Onedio』や英国の『The Sun』などが報じている。
■卑劣な性的暴行事件
トルコのアンタルヤ市で、2019年9月に大変卑劣な性的暴行事件を起こして逮捕された男が、いつの間にか拘置所から保釈されていたことがわかった。
これに対し、人権擁護団体からは「加害者は断罪されるべき」「このような危険な男をなぜ社会に戻すのか」と批判の声が上がっている。
■店の外で待ち伏せ
容疑者は、現在36歳のムラット・カヤ。被害者は、当時クラブで働いていた20代後半の女性だった。
勤務を終えて店から出てくるのを待ち伏せしたカヤ容疑者は、「タクシー乗り場まで送ってあげる」と声をかけて彼女を車に乗せた。さらに家具製造所に連れ込みドラッグを飲ませ、数時間にわたり性的暴行を働いた疑いがもたれている。
■残忍で冷酷な容疑者
カヤ容疑者は、性的暴行の最中に、女性の携帯電話から彼女の母親に電話を入れていた。
薄ら笑いとともに「娘さんを強姦している」と告げると、被害者女性に代わった。女性は「お母さん、私もう死ぬかもしれない。息子のこと、どうかお願いします」と、か細い声で話したという。
その後、道端に放置された女性を通行人が発見。病院に搬送されたが、非常に危険な状態だった。
■自殺の失敗で不自由な体に
母親が大変なショックを受けたことに心を痛め、女性は耐え切れずに自殺を図った。命は取り留めたものの、四肢が麻痺し、人工呼吸器が必要な状態が続いている。
カヤ容疑者は、犯行を手助けして逮捕・起訴された友人と、アンタルヤ第11高等刑事裁判所で裁かれる予定だ。
だが、いつの間にか保釈されていた件に関しては、逮捕後にそもそも拘留されなかった可能性が高いことが判明。同国の女性たちから「警察は性暴行事件をあまりにも軽く捉えている」と、怒りの声が噴出しているという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)