炎上する家で熟睡中の飼い主を起こしに走り… 脱出を見届けた愛犬2匹が焼死
人間の親友とも言われる、愛情深い犬。家族として大切に思う飼い主のためであれば、命をかけることもあるようだ。
ある家で、いきなり火災が発生。それでも目覚めない男の子の部屋に愛犬2匹が飛び込み必死に起こしたことを、『People』などが報じた。
■いきなりの火災発生
1月18日の早朝、米国・バージニア州にある住宅で、火災が発生した。
そのときこの家では男の子(10)がぐっすり眠っていたが、ピットブル2匹は家が燃えていることを察知。とてもパワフルな犬種だけにガラスを破って脱出することもできたはずが、2匹は寝室に駆け込み、熟睡していた男の子に飛びかかった。
■命をかけた犬
犬2匹は男の子を起こそうと必死に飛び回り音をたて、それでも寝ぼけている男の子の胸部を足で何度もたたき、危険を知らせた。
ようやく目を覚ました男の子は、すぐ近くに迫っている火と煙を見て愕然。慌てて家から出ようとしたが、火のせいで正面玄関には行くことができず、自室の窓を開けて外に飛び出した。