レンタル彼女とデートで我慢できず体に触れた男子大学生 損害賠償金は約70万円に
流行のレンタル恋人。だが今回のように、トラブルも多いようだ。きっと本物の恋人と仲良く過ごすほうが、幸せだろう。
今や、「彼女」を装う女の子もレンタルできる、不思議な時代になった。そんなサービスを利用し、気軽にデートを楽しんでいたはずの男子大学生が、とんでもない行動に出て有罪判決をくらった。中国の『総合新聞網』ほかが報じている。
■流行のレンタル彼女
事件は2019年8月、台湾に住む陳という姓だけ明らかにされた男子大学生が、『愛演戲』という「レンタル彼女」のサービスを利用したことが発端だった。
写真を見て気に入った女の子を3時間借りるために、陳が支払った金額は7,200台湾ドル(日本円で約26,700円)だという。
■理性を失った男子大学生
サービスの利用規約には、手を握ったり、髪を撫でたり、抱きしめたりすることは許されるが、本人が嫌がる部分への接触や、キスを含む性的な接触は決して許されないとあり、陳も同意の署名をしていた。
陳は彼女と台北駅で待ち合わせし、ファストフード店で食事をすると大安森林公園へ。全くひと気がない場所に入ると豹変し、彼女の衣服を脱がそうとし、太ももや胸を触り始めたという。
■控訴を認められず
なんとか3時間が経過し、解放された女の子は直ちに最寄りの警察署へ。性的虐待の被害届を提出した。
逮捕され、容疑を認めた陳は被害者に反省や謝罪の文章を書いたが、裁判では執行猶予無しの懲役6ヶ月、および18万台湾ドル(日本円で約67万円)の損害賠償金を支払うように命じられた。
この判決を不服として控訴していた陳被告だが、このほど上級裁判所はその申し立てを却下。陳の服役が決まった。
■5割はスキンシップが苦手
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査を実施したところ、「スキンシップが激しい人が苦手」と答えたのは全体の53.3%と半数を超えていた。
すべての年代で女性の割合が高いが、確かに「好きでもない異性からのスキンシップは特に嫌」と言う女性は多いだろう。訴えられることもあるため、注意が必要だ。
なお、この事件に関しては「レンタル彼女の料金は意外と高い。それもサービス内容に誤解を招く一因だ」という声も上がっているようだ。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)
対象:全国10代~60代の男女1,732名(有効回答数)