空港で3ヶ月生活していた男を逮捕 理由は「新型コロナが怖かった」
不安に耐えきれず、空港でホームレス生活を続けた男。その暮らしぶりは、どのようなものだったのか。
飛行機に乗り別の州に行ったものの、感染拡大が深刻な新型コロナウイルスに怯え、家に帰るのが嫌になった男。そこで空港で暮らし始めたが、ついに逮捕されたことを、『New York Post』などが伝えている。
■飛行機に乗った男
米国・カリフォルニア州で暮らしていたアディチャ・シン容疑者(36)は、大学院も卒業しているものの現在は無職。同州では数名のルームメイトと同居していたが、昨年10月19日に別の州に行こうと決意し、さっそく飛行機に乗りシカゴ・オヘア国際空港に向かった。
しかし容疑者は、到着後も空港から出ようとせず、そのまま空港内で暮らそうと考えた。
■空港での生活
空港の職員バッジを見つけた容疑者は、それを拾い携帯するように。マスクをつけていたこともあって特に怪しまれることはなく、空港でのホームレス生活を続けた。親切な空港利用者が食べ物をくれることがあったため、特に困ることはなかったようだ。
しかし先日の午後、航空会社の職員2名が容疑者を見て不審に思い、「身分証を見せてもらえませんか」と声をかけた。