電車屋根に飛び乗って遊んだ11歳少年が両脚を失う けしかけた友人2人は現場から逃走
少年の母親は今、「こうした危険な行為をお子さんが絶対に真似しないよう注意して」と必死に呼びかけている。
元気を持て余す多くの少年にある、危険な遊びに興味津々という時期。だからこそ大人は、たとえ流行していても絶対にやってはならない遊びがあることを、我が子にしっかりと話しておきたいものだ。
ある少年に起きた深刻な事故の話題を、英国のメディア『Mail Online』『The Sun』などが報じている。
■少年たちの危険すぎる遊び
走っている列車の屋根に上る、大変危険なチャレンジの「トレイン・サーフィン」。迫りくる架線をかわしたり、バランスを取りながら車両間を渡り歩いたりし、最後は飛び降るという。
やっている本人たちは「運動神経を試すスリル満点のチャレンジ」などと言うが、死傷する者が後を絶たず、安全な運行を妨げる違法行為として刑事告訴される例も多い。
■健康だった11歳の少年が…
車両の屋根に乗る、あるいはボディにつかまって移動するインドの若者達に触発されて始まったとも言われているトレイン・サーフィンだが、欧米では十数年前から、少年たちが「肝試し」として行う例が増えていた。
このたびロシアのサンクトペテルブルクのある線路で、ゆっくりと走る貨物列車の屋根に立ち、トレイン・サーフィンに挑戦したアルカディ・アクセノフくん(11)。しかし車両を渡り歩こうとした際に転落し、車輪に轢かれて左脚全体と右脚の膝から下を失った。
■少年2名がけしかける
近年、トレイン・サーフィンは動画の投稿が目的であることが殆どだ。
アルカディくんの母親マリア・ペトロワさんさんも、「一緒にいた12歳と14歳の少年が、息子に『やってみろよ。ユーチューバーとして有名になれるぞ』とけしかけ、事故が起きた途端に逃げたと聞いています」と話す。
14歳の少年はトレイン・サーフィンに慣れており、自身のYouTubeチャンネルを持っていることもわかった。だが、年齢上その少年らの刑事告訴はできないと警察に言われ、マリアさんはSNSを通じて彼らとその両親を激しく批判。民事訴訟の構えを見せている。
■友達に裏切られた経験
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,798名を対象に調査を実施したところ、「友達に裏切られたことがある」と答えた人は全体の43.0%だった。
すべての年代で女性の割合が高いが、男性だけに目を向けると、最も多いのは40代の46.7%。2番目に多いのは少年と同じ10代男子の37.9%だ。
長い人生、友人の「ずるさ」に腹を立てる経験はそう悪いことではない。だが、命の危険がある悪質なけしかけや裏切りだけは別。決して巻き込まれないよう、十分に気を付けてほしいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女1,798名(有効回答数)