キャッチ被害に悩む居酒屋の反撃が痛快 店長に話を聞くと悲しい事実が判明した
なくならないキャッチ行為。飲食店の実情を聞くとその被害は凄まじかった……。
2021/01/18 07:20
■注意書きの効果は?
気になる効果については、「いまのところ、残念ながらそこまでの効果はありません…」とのコメント。キャッチは、目の前の注意書きも気にせず店の前に立って、通行客に声をかけるという。
今回の形になる前までは、店舗の外の見やすい場所に「この人 悪質キャッチです」という注意書きを掲出していたが、キャッチの手によって剥がされていたそうだ。減らない悪質なキャッチ行為、この店舗だけでも相当な額の被害を受けていると店長は話す。
■客引きのルールを再確認
この飲食店がある池袋、キャッチ行為の現状はどうなっているのだろうか。
豊島区役所に問い合わせてみると、「区が客引きを禁止しているので、数はだいぶ減ったのですが、一定数はいます。私達としましても、繁華街に警備員を配置したり、お客に対してキャッチに付いていかないようにアナウンスしていますが…」と担当者はコメント。キャッチ行為は処罰の対象となっており、見つけ次第警告を行い、最終的には過料が科される。
ルールとしては、店舗前で通行客に対して声を掛けるのは問題ないが、店舗と関係ない場所での声掛けはNGだという。居酒屋などに行く際に声をかけられたら、目の前の店舗の人なのか確認することが、真面目に営業する飲食店を助けることになる。
コロナ禍で大打撃を受ける飲食業。キャッチ被害だけでも解決されることを願うばかりだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)