セレブのシングルマザーが乳児連れ飛び降り自殺 交際相手に結婚を拒まれてか
生きていれば、これからもたくさんの幸せや喜びを、我が子と共に経験することができたはず。お金があるだけでは、本当の幸せは手に入らないのだろう。
大富豪の娘で、本人も起業家として成功していた女性が、幼い我が子を道連れに飛び降り自殺を図った。財産も地位も名誉もありながら、命を粗末にした悲しいニュースを、イギリスの『THE Sun』や『Yahoo! News』が報じている。
■5ヶ月の我が子と心中
1月6日、香港の超高級マンションに暮らしていたルオ・リリさんという34歳の母親が、5ヶ月の幼い我が子を腕に抱え、自室である豪華なペントハウスから飛び降り、死亡した。
産後にうつ病を発症して心療内科に通っていたことがわかり、事件性は否定されている。
リリさんの父親ルオ・リン氏は、四川省成都市でジンリン不動産(Jinlin Real Estate)を営み、中国では有名な不動産王のひとり。6世代にわたり、漢方薬のビジネスを成功させてきた一族の出身だ。
■学生時代を海外で過ごす
裕福な家庭で育ったリリさんは、学生時代をアメリカやスイス、オーストラリアなどで過ごし、自身も28歳になると起業。海外生活の経験を活かし、中国、アメリカ、韓国などに住む若手起業家たちを支援する会社を立ち上げた。
ビジネスの傍ら、シングルマザーとして子育ても頑張っていたリリさん。インスタグラムには「この子は神様からの贈り物」とのコメントを添え、かわいい赤ちゃんを抱き、幸せそうに微笑む姿も見受けられる。哀悼のコメントのなかにも、フォロワーのショックはとても大きい模様だ。
■妊娠していたリリさん
財産、名誉、地位、それに愛しい我が子も手に入れた彼女の人生は、世間的には「完璧な幸せ」に見えていたことだろう。だが実生活は、幸せと縁が薄い様子だったという。
赤ちゃんの父親が誰なのかは明らかにされていないなか、友人の1人は「リリさんは交際中だった彼氏の子も妊娠していた。結婚を望んでいたのに、相手のほうが『父親になる心の準備ができていない』と言って拒否したようです」と話している。
産後うつを患っていたことに加え、2人目の子の父親とも破局したことが自殺の原因となった可能性は高く、その男性を非難する声が相次いでいる。
■恋人と一生一緒にいたい?
しらべぇ編集部が、全国10〜60代の恋人がいたことがある男女1,349名を対象に調査を実施したところ、「一生一緒にいたいと思って恋人と付き合っている人」は全体の33.1%。男女とも、年代が上がるにつれ割合が減っていくこともわかった。
リリさんと同じ30代女性に目を向けると、4割が結婚も視野に真剣に交際しているのに対し、男性はぐんと下がって3割に。多くが、結婚はまだ考えずに交際しているということになりそうだ。
「この人に振られたら生きていけない」などと思いつめてしまわないよう、冷静さも必要なようだ。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)
対象:全国10代~60代の恋人がいたことがある男女1,349名 (有効回答数)