ギネスも認めた世界最長寿きょうだい 12人合わせた年齢は1042歳に

12人殆どが80~90歳代で、全員が未だ存命しているご長寿きょうだい。世界中がその秘訣や遺伝子に注目するだろう。

2021/01/15 06:30

老人
(Image Source/Photodisc/Getty Images Plus/写真はイメージです)

パキスタンで生まれ、カナダで育った12人の高齢の兄弟姉妹が、このほどギネス世界記録に「全員が存命する世界最長寿のきょうだい」として認定された。『GUINNESS WORLD RECORDS』や『CTV NEWS』が報じている。


関連記事:みやぞん、イモトとのギネス記録更新後… インスタ投稿が素敵すぎる

■合計年齢は1,042歳

12人はドゥクルズ(D’Cruz)家出身の9人の姉妹と3人の兄弟で、全員の年齢を合計すると1,042歳と315日にもなり、その快挙は昨年12月15日にギネス世界記録にも認められた。「12人の全てが存命でこれほど長寿というきょうだいは、極めて珍しい」と驚かれたという。

メンバーは高齢の順に、ドリーンさん(97)、パトリックさん(95)、ジェネヴィエーヴさん(93)、ロニーさん(90)、ベリルさん(88)、ジョーさん(86)、フランセスカさん(84)、アルシアさん(82)、テレサさん(80)、ローズマリーさん(77)、そしてユージニアさん(75)だ。

関連記事:みやぞん、イモトとのギネス記録更新後… インスタ投稿が素敵すぎる

■ギネス登録のきっかけは?

今回の受賞を「とても嬉しいです。全員がいまだ元気で暮らしていることが、とにかく誇らしいのです」と語るジョイスさん。

3ヶ月ほど前にメリーランド州に住むいとこが、ジョイスさんの息子に「『全員が存命する世界最長寿のきょうだい』というギネスのタイトルを狙っている家族がいるけれど、ジョイスさん達のほうが上を行くのではないか」と声をかけてきたとのこと。

そこで息子が全員の出生証明書やIDカードなどを確認し、コピーを取ってギネス事務局に送ってみたところ、見事世界記録として認められたという。

関連記事:みやぞん、イモトとのギネス記録更新後… インスタ投稿が素敵すぎる

■会えなくても繋がる日々

結婚などにより、カナダ、アメリカ、スイスに分かれて暮らしている12人。「少なくとも年に3回は会いたい」と話し合っていた矢先に、新型コロナウィルスが世界的パンデミックとなってしまった。

昨年はまったく再会が叶わなかったが、日々ZOOMを介してつながることで、互いが元気であることを確認。ロザリオを手に、一緒に祈りを捧げているそうだ。


関連記事:死亡直前の患者が執念の動画配信 看護師らの暴言に怒りの声が噴出

■長寿を目指すには?

老化も病気も、そして健康もアンチエイジングも、じつは遺伝子次第ということがわかってきている。

特にDNA損傷の修復に関わり、糖尿病、心臓病、癌などを防ぐとして、健康長寿の要になると言われているのがサーチュイン遺伝子(Sirt1)だ。

この遺伝子に刺激を与えるミトコンドリアは、肉中心の高カロリーな食事ではなく、低カロリー食や空腹のストレスで生合成されるといわれ、この遺伝子に関する研究はますます盛んになっている。

しかし、超高齢者に長生きの秘訣を尋ねると、「よく体を動かしてきた」という答えが多いことも事実だ。健康のため、やはり適度な運動も欠かせないようだ。

・合わせて読みたい→みやぞん、イモトとのギネス記録更新後… インスタ投稿が素敵すぎる

(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ

【Amazonセール情報】ココからチェック!