緊急事態宣言でもなぜか銀座は歩行者天国に デパートやケーキ店には行列も

二度目の緊急事態宣言が出て初めての週末、また3連休初日の銀座の様子は…

新型コロナウイルスの急激な感染拡大にともない、一都三県に緊急事態宣言が発令されて初めての週末。対象エリアの知事は朝からテレビにも出演し、3連休のステイホームについて協力を訴えた。

また、その前日夜には、東京都と新宿区の職員が合同で歌舞伎町や新宿駅前など繁華街エリアを練り歩き、不要不急の外出を控えるよう呼びかけも行っている。


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■銀座は歩行者天国に

銀座歩行者天国

二度目となる緊急事態宣言は初回と異なり、「飲食店を中心にした夜間営業への狙い撃ち」がとくに槍玉に挙げられた印象も強い。では、昼の繁華街はどうなっているのだろうか。

しらべぇ編集部が、都内有数の繁華街である銀座を訪れたところ、土日祝日に実施されている歩行者天国(10〜3月は12〜17時)は通常通り行われていた。

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■人出は少ないが…

銀座歩行者天国

たしかに、普段の週末と比較すると人出はかなり少ない。とはいえ、ステイホームが呼びかけられる一方で繁華街で歩行者天国が開催されるという状況には矛盾を感じざるを得ない。

銀座歩行者天国

昼ならば繁華街に買い物や食事に出かけてもよいのか、そうでないならなぜ歩行者天国を実施するのか。行政が打ち出すメッセージには、一貫性が欲しいところだ。


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■デパートや一部店舗には人の列も

銀座・三越

銀座4丁目交差点にある百貨店では、正面玄関を入口と出口に分け、それぞれに手指消毒液を置くなどといった対策を実施している。ただ、入口を狭くしていることもあって、開店直後でない通常の営業時間中にもかかわらず、入場客が列をなす姿も見られた。

銀座・行列

また、人気のケーキ店やアップルストアでは、店内の入場客数を絞っているための行列も。ソーシャルディスタンスを守った形での行列のため、列が長くなりやすいようだ。

なお、9日の東京都内の新型コロナウイルス新規感染者数は2,268人で、そのうち65歳以上の高齢者は266人。感染者数は、3日連続で2,000人を超えた。重症者は129人と報告されている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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