双子を妊娠した女性が10日後の排卵でまた受胎 「重複妊娠」でお腹に3人の子
人の命に時おり起きる奇跡。このコロナ禍において、おめでたい妊娠の話題は人々の気持ちを明るくしてくれる。
カメラに向かって「双子を妊娠し、その後にもう1人を妊娠しちゃったらしいの」と話す女性。彼女の身体にいったい何が起きたというのだろうか。米国のある女性がTikTokに投稿した動画が今、大変な反響を呼んでいる。
■2ヶ月でフォロワーが23万人に
米国在住で、この秋からTikTokに動画を投稿するようになったBlonde Bunny@theblondebunny1さん。初めての妊娠を喜び、どんどん大きくなるお腹を披露するなか、ある動画で驚きの事実を告白した。
彼女のアカウントのフォロワーは2ヶ月で23万人を超え、170万もの「いいね」を獲得している。
■誰もが「一体どういうこと?」
TikTokでの告白で世界中を仰天させて以来、同年代のママたちがコメント欄に寄せる質問に、真剣に答えてきたBlonde Bunnyさん。
「双子を妊娠し、追加でもう1人を妊娠とはどういうこと? 全く理解できない」という質問に対して語られたのは、最初の受胎の10日ほど後、また別の排卵が起きてその卵子も受精、受胎し、お腹に赤ちゃんが1人増えたという驚きの事実だった。
■頻発月経だった女性
こうして現在3人の子をお腹に宿しているBlonde Bunnyさん。医師の診断は、世界的にも珍しい「重複妊娠(過剰受胎とも)」というものだった。
女性の1割ほどが経験しているといわれる頻発月経(周期が24日以内と短い)だが、Blonde Bunnyさんもその一人で、じつは月に2度も排卵と月経があった。
女性の身体のなかでは、妊娠をきっかけに分泌される女性ホルモンの種類が切り替わり、さらなる排卵が起きなくなるのが普通だが、彼女の場合、それを待たず次の排卵が起きていたようだ。
■顔が全く似ていない可能性も
受精~受胎の時期が異なるため、三つ子というより、正しくは「双子ともう1人の弟(妹)」と捉えるべき赤ちゃんたち。医師からは「血液型が異なること、まったく顔貌が似ていないことが十分に予想される」と説明されているという。
彼女の婚約者は、この奇跡が起きる確率は全妊娠件数の数百万分の1だと知らされ、大興奮。来年の4月か5月の出産が待ちきれない様子だという。ちなみに世界では、数週あるいは数ヶ月もの間をおいて重複妊娠が起きた例すらあるという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)