女子学生バラバラ殺人で有名教授に懲役12年 「入学から5年、狂おしいほど愛してた」
40歳も年の離れた女子学生を、愛人にしていた著名な歴史研究家の大学教授。彼女との初めての口論で人格が豹変し、両者の人生を破滅させてしまった。
大学内で時おり確認されることがある、男性教授と女子学生の密かなる恋愛。問題は、関係にトラブルが生じたときだ。ロシアの有名大学で起きた陰惨な女子学生バラバラ殺人事件とその後について、英国のメディア『The Sun』ほかが報じている。
■恋人の頭部と四肢を切断
2019年11月、ロシアの名門サンクトペテルブルク大学に通う女子大学院生のアナスタシア・イェシュチェンコさん(当時24歳)が、突然行方不明になった。
その9週間後、近くのモイカ川で彼女の脚が見つかり、警察は殺人事件とみて捜査を開始。彼女の遺体の一部と犯行に使用した拳銃をバッグに詰め、同じ川に遺棄しようとしていた同大学のオレグ・ソコロフ教授(64)を逮捕した。
教授のアパートの自室からは、アナスタシアさんの頭部や胴部、そして血まみれのノコギリも押収されたという。
■歴史研究家としてテレビ出演も
大学ではナポレオン戦争を中心に西洋史を教え、ロシア軍事史協会の会長も務めていたソコロフ被告は、歴史の解説者としてテレビ番組にもたびたび登場。ロシアでは著名な歴史研究家として鳴らしていた。
このほどその刑事裁判が結審し、殺人、死体損壊および遺棄などの罪に問われていた同被告には、懲役12年6ヶ月の実刑判決が言い渡された。検察側の求刑は15年だったという。
■「彼女は私のすべてだった」
入学してすぐにアナスタシアさんを気に入り、愛人にしていたソコロフ被告。法廷では、彼女との交際は5年にも及び、一度も喧嘩したことがなく、卒業とともに結婚する計画もあったことを明らかにした。
「アナスタシアは私のすべてだった。それなのに初めての口論で私は感情を爆発させ、わずか数秒間の激高で、不覚にも銃で彼女の命を奪い、自分の人生をも破滅させてしまった。大変な過ちを犯した私は重い罰を受ける覚悟がある」などと語ったという。
■学校教師との密かな恋愛経験は?
しらべぇ編集部が全国10~60代の男女1,732名を対象に調査したところ、「学生の頃、教師に恋愛感情を抱いたことがある」と答えたのは全体の14.6%だった。
性年代別でトップは30代男性の17.3%で、2位が30代女性の17.2%。一方、アナスタシアさんと同年代の20代女性では、12.3%と低めの割合だった。
やがて卒業し、進学・就職で新しい世界が開ければ、若者たちの心にも変化が訪れる。青春時代の甘酸っぱい経験として教師への恋心を懐かしく思い出すことはあっても、結婚に至るケースはほとんどないのが現実だ。
秘密の関係を続けるよりも、身近な異性の魅力に気付き、堂々と交際するほうが健全ではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)