再接着手術用の人差し指を廃棄 まさかのミスを病院が認めて謝罪

事故で切れた指を持ち、病院に向かった男性。手術により再接着してもらうはずが、結局は断念するはめになった。

人差し指
(itakayuki/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

医師を信じ指の再接着手術を任せたものの、想定外のハプニングが起きた結果「失敗しました」と告げられた患者がいる。その驚きの経緯を、『AsiaOne』などが大きく報じた。


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■事故で指を切断

12月16日に、香港で暮らすある男性(63)が手に大ケガを負った。電動ノコギリを使用中に起きたアクシデントがその原因で、男性の左手は激しく損傷。人差し指は切れ落ち、複数の指にも大きな傷ができていたという。

これに慌てた男性は、指を持って病院に急行。診察した医師団は「幸いにも接着が可能な状態」と判断し、指をプラスチック製の容器に入れて手術室に運んだ。

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■指を紛失

指の再接着手術の前に、まずは中指と薬指の治療を行うことに。その後、シフト変更で手術室のスタッフが入れ替わったという。だがいざ再接着手術を始めようとしたところ、肝心の指がどこにあるのか分からず、看護師らはパニックになった。

必死に指を探したスタッフは、3時間後に医療廃棄物に紛れていた指をようやく発見。医師団は急いで接着手術を開始したが、血行を再開させることは不可能で、結局は接着を断念する結果になってしまった。

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■病院は謝罪