M−1審査員・サンド富澤が漫才コント論争に持論 「変化止めないから面白い」
『M-1』で審査員のサンドウィッチマン・富澤たけしが「漫才かコントか論争」に持論。審査員としての見解を綴った。
■「変化と進化を止めないから面白い」
「各審査員が自分の漫才の解釈で、点数を決める」と個人個人の意見は出てしまうことを明かしつつ、「漫才は色んな形があっていいし、だからこそ新しい形が産まれ、進化していくんだと思います」とした。
「面白い」の評価はどうしても人によって変わってしまうからこそ、新しいものが生まれていくのだろう。そうした新しい形が生まれていくことに対して、富澤は「変化と進化を止めないからM-1は、漫才は面白い」と笑いを追求することへの思いを明かす。
■「続けるには体に良くない仕事」
また、『M-1』に何度も何度も資格を失うまで挑戦することを「苦しくて苦しくて楽しい時間」としたうえで、審査員は名誉でもあり、辛い役でもあると綴っている。
続けて、「自分が何者かをさらけ出し、数十秒のうちに判断して人の人生が変わるかもしれないボタンを押したことがありますか?」と問いかけつつ、「何年も続けるには体に良くない仕事かもしれません」と審査員も心に負担がかかっていることを明かした。
同じく審査員を務めた立川志らくも「形に拘りすぎると本質を見失う」と語っていた。「漫才」「コント」と形にこだわりすぎず、「面白かったか」で意見すべきなのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)