8歳息子が救急車呼ぶも当局が痛恨のミス 死亡した女性の遺族が提訴
ママを助けてほしい。その一心で幼い息子が通報したが、救急車の手配はなかなか進まなかった。
■臓器提供し永眠
女性の心臓はしっかりと動き始めたが、しばらくすると呼吸不全や脳障害などが起き重篤な状態に。結局は完全に心停止状態になったため、複数の患者に臓器を提供し旅立った。
今も深い悲しみに暮れる遺族は、カンザスシティや消防署などを訴えることを決意。「回復のチャンスにつながる10分が不手際のせいで失われた」として、賠償金を求め闘うことを決めた。
■子供も知るべき通報の仕方
年末年始には転倒や窒息などアクシデントが急増するため、子供にも番号(119)や通報の仕方を教えておきたい。通報に成功したら、まずは救急であると伝えること。また住所を正確に伝達することが大事だが、子供の場合は緊張すると口ごもることがある。
肝心なときに焦らないよう、何度も練習しておくことが大事だそう。人命を左右するオペレーターにも、迅速かつ的確・正確な対応が求められる。救えるはずの命が、当局の判断ミスゆえに消えてしまう。そのようなことが再び起こらないよう、願うばかりだ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)