2歳孫をストーブに投げ雪降る庭で凍死させる アルコール依存症の祖父母を逮捕
孫をかわいがってくれると信じ、幼い我が子を両親に預けて出かけた若夫婦だったが…。
預かった幼い孫が騒げば「うるさい」と叱り、日の高いうちから酒を飲んでいた祖父母。やがて孫は激しく泣き出し、苛立ちを募らせたふたりは…。残酷にも孫を死なせた祖父母の話題を、英国のメディア『Mirror』『The Sun』などが報じている。
■火傷と首を絞められた跡
このほどロシア・ケメロヴォ地方のある民家で、家主の孫である2歳の男の子が雪の降る庭に放置され、死亡しているところを発見された。
亡くなったのは、ディマ・シュチェルバコヴィくん。気温がマイナス20度というなかで凍死したと考えられるが、首を絞められた跡があり火傷を負っていた。詳しい死因について、現在、司法解剖が行われている。
■発見し通報したのは両親
地元メディアの『Plohie Novosti』が報じたところによれば、この日のディマくんは、52歳と48歳の祖父母に預けられていた。父方か母方かは明らかにされていない。
遺体を庭で発見し、警察に通報したのは、ディマくんを迎えに来た父親のディミトリーさん(25)と妻のマリアさん(20)だった。「両親の家に入ると息子の服があり、姿がないため両親を問い詰めて、異変が起きていることに気付いた」などと話したという。
■泣き出した孫に我慢できず
こうしたことから警察は、ディマくんの祖父母を幼児虐待、傷害致死ほかの容疑で逮捕した。
ふたりは容疑を認めており、取り調べに対しては「ディマが泣くなどしてうるさいためイライラし、ストーブに向かって投げつけた。火傷を負ったため服を脱がせ、雪の中に放り出した」などと供述したという。
祖父母はアルコール依存の問題を抱えており、当時もひどく酒に酔っていた。
■高齢者のキレる姿を見たことは?
しらべぇ編集部が全国10~60代の男女2,168名を対象に調査したところ、「高齢者がキレる姿を目撃したことがある」と回答したのは全体の50.3%だった。
イライラしがちでキレやすい高齢者について、脳機能、特に前頭葉の働きの衰えが指摘されることがあるが、大量飲酒も脳の萎縮や機能障害を引き起こすほか、衝動的な犯行を起こしがちだ。
幼い我が子をそんな両親に預けたことを、ディマくんの両親はひどく後悔している模様だ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)