1億6千万円超のフェラーリほか超高級車70台が黒焦げに 何者かが車庫に放火か
警察と消防局が出火の原因を調査中だが、放火の疑いがかなり濃厚だという。
派手なカラーとフォルム、そして独特のエンジン音。高級スポーツカーの所有者は、常に車好きの人たちの羨望の眼差しを集めている。
このたび、ある個人が所有する大型の車庫が炎上し、高級かつ珍しい車たちがすべて黒焦げになった。英国のメディア『Mail Online』『The Sun』などが報じている。
■放火の疑いが濃厚
マンチェスターの南に位置する英国・チェシャー州のペオーヴァー。のどかなこの村で今月14日午後10時頃、村民を仰天させ、世界の車好きたちを激怒させる大火災が起きた。
現場はチェルフォードレーンという通りに立つ、スーパーカーや珍しいクラシックカーなどが並べられた大型の車庫。
地元のある富豪がコレクションし、ときに売買取引をしていた。消防局と警察が調べを進めているが、ほぼ同時に異なる2つの棟で出火していることから、放火の疑いが濃厚だという。
■被害総額は計り知れず
黒焦げになったのは、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、ジャガーを含む70数台の超高級車たち。6台の消防車が消火活動にあたったが、炎は大変な勢いで太刀打ちできないほどだった。
日本円にして1億6,700万円もする特別限定車のフェラーリから、世界にすでに1台というクラシックカーまで全てが燃やされたことに、「保険を請求すればいいという話ではない」と話し、所有者の男性は肩を落としている。
■高級外車は何かと話題に
このところ、日本でも高級外車に関する事故の報道が目立っていた。
11月下旬には、京都市の名神高速道路でランボルギーニが車線変更の際に車2台と接触し、その後中央分離帯に衝突して炎上。続いて今月11日には、東京・江東区の公道でフェラーリがガードレールに衝突し、やはり大破した。
いずれの事故も運転手は軽傷で済んでいたが、スピードが出やすい車のハンドルさばきの難しさが改めて話題になっていた。
■子供の頃に憧れた車は?
しらべぇ編集部では全国の10~60代の男女2,168名に車についての意識調査を実施。「子供の頃に憧れていた車がある」と答えたのは、全体の28.3%だった。
性男女別でみるとトップは50代男性の46.9%で、中高年男性の割合が圧倒的に高いようだ。
いつかは乗ってみたい、運転してみたい、そんな憧れの眼差しを集め続けるスポーツカーたち。このたびの大火災が放火だとしたら、羨望が妬みに転じた者による犯行という線も、考慮する必要があるのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女2,168名 (有効回答数)