母親を100回以上刺し「遺体袋を持ってきて」と通報 容疑者の死で事件は迷宮入りか

母親を118回も刺して殺した少年。複雑な性、不安定な精神状態、自殺願望に揺れた同少年が、裁判が始まる前に死亡した。

ナイフ
(Shutter2U/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

愛情深かった母親を惨殺したにもかかわらず、自ら通報し「遺体を入れる袋を持ってきてよ、母を殺しちゃったんだ」などと話して警察を驚かせた少年。その動機が判明する前に少年が死んだことを、『The Sun』などが報じている。


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■10代少年の苦悩

英国で暮らしていたある少年(当時17)には、いくつか悩みがあった。自身の性について違和感を覚え、「自分は男でも女でもない」と主張するように。精神的にも不安定で、うつ状態に陥り自殺を試みたことがあった。

同少年の両親は一緒に暮らしていなかったが、少年は父親との生活を選択。それでも昨年の夏には「いっしょに週末を過ごそう」と母親の家を訪れ、そこで事件を起こしてしまった。

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■母親をメッタ刺しに

少年は、午前中にジョギングをして帰宅。しばらくすると居間で母親の首に手をかけ、意識を失うまで絞め上げた。

その後に刃物を用意し、おでこを38回、首を64回、さらには腕を16回にわたって刺して殺害。愛していた息子に計118回も切りつけられた母親は、当時まだ50歳。息子の成長を見届けることなく、この世を去ってしまった。

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