「おまえが来たからマスクするわ」と教諭が生徒に問題発言 詳細を教委に聞いた
新型コロナウイルスに関しての教諭の差別的発言に非難殺到。その真相とは…
2020/12/18 19:30
新型コロナウイルスに関連する差別や偏見をなくそうという風潮の中、三重県立高校の40代教諭の発言が大きな波紋を呼んでいる。状況の詳細を三重県教育委員会に取材した。
■生徒に職員室で差別発言
三重県教育委員会事務局によると、10月2日午前中に3年生の生徒が進路指導を受けるために職員室を訪れた。当時40代教諭は水分補給のためにマスクを外していたが、生徒を確認すると「おまえが来たからマスクするわ」と発言。
この教諭は生徒の家族がPCR検査を受けていたことを認識していた。このやり取りの際、職員室にはこの教諭と生徒しかおらず、ほかの教諭はこの発言を聞いていなかったという。
■教諭の発言に保護者が激怒
この生徒が帰宅後、保護者がこの件を地元教育委員会に通報。この事実を三重県教育委員会も知ることになり、当該校の校長に連絡した。校長は教諭に対して、発言があったかどうか尋ねたが「正確に覚えていない」と答えた。
その後、教諭が電話で当該生徒に対して「発言したことを覚えていないし、普段から冗談も言っているから」などと話したことから、その内容をスピーカーフォンで聞いていた保護者が激怒。