17歳長男の病死でうつ状態になった両親 失意の果てに次男らを連れ後追い自殺
大事にしていた10代の息子に先立たれ、ひどいショックを受けた両親。思いつめたふたりが理性を失い、死を決意した。
多くの親にとって、何よりつらく耐え難い我が子の死。それを経験し苦悩していたある夫婦が、息子たちを道連れにして自殺したことを、『Times Now』などが報じた。
■息子の死に衝撃
インドのタミル・ナードゥ州セーラムで暮らしていたある夫婦には、3人の息子がいた。
うち長男は、17歳という若さでがん罹患が判明。病院で治療を受けたが良くはならず、今から約3ヶ月前に息を引き取った。これに家族全員がひどいショックを受けたが、とりわけ両親の悲しみは深く、気持ちは暗くなる一方だった。
■死を決意した家族
もう生きていくのはイヤだ。うつ状態に陥りそう思うようになった両親は、自殺を決意。次男、そして三男を連れて長男の後を追うべく、家族そろって農薬を飲んだ。
その後しばらくすると、隣人らは一家が家から誰も出てこないことに気づき、「大丈夫なのだろうか」と心配になった。そこで様子を見に行ったが、ドアを叩いても返事がなかったため、窓から家の中を覗き込んだという。