腕が壊死するまで姪を虐待 切断にまで追い込んだ親戚に実刑判決
叩き、切りつけ、火傷まで…。むごすぎる虐待を受け、女児は心身ともにダメージを負った。
貧しい生活を親と続けるより、余裕がある親戚と暮らすほうが子供は幸せなのではないか。そう考えて我が子の世話を託した女性が、悲惨な結果に大変な衝撃を受けていることを、『The Sun』などが報じている。
■始まった虐待
ロシアで暮らすある女児は、6歳の頃におば(36)の家に移った。経済力がない親がやむを得ず世話を託したというが、おば自身にも子供がふたり。しかも愛情深いタイプとは程遠く、少しでも女児の言動にいら立つと、暴力をふるうようになった。
それでも周囲の大人は虐待に気づかなかったのか、おばの行動は瞬く間にエスカレート。虐待と呼ぶにふさわしい暴力が始まったのは2018年12月で、それは翌年7月まで終わらなかった。
■腕を失った女児
定期的に激しく殴られた結果、女児の腕は一部が壊死。ようやく病院に連れて行ったときには悲惨な状態で、女児の命を救うためには、壊死した部分を切断するしかなかったという。
また女児の体には火傷、切り傷、さらには噛まれた痕もあった。当局に事情を聴かれたおばは、「あの子を殴ったら、腕が折れたのです」などと告白。今年11月には裁判が開かれ、懲役6年の実刑判決が下された。