パパ活につながると指摘される「就活アプリ」 運営側からは予想外な説明が

今話題の「社長と晩ごはん」は本当に大丈夫なの。運営会社が一番気にしていることとは…

2020/12/11 06:00

■運営会社に電話で突撃

本社(大阪)の代表番号に電話をしたところ、「本日中に回答しますので、お待ち下さい」という回答。二転三転したが、翌日の夜になって、別の担当者からコメントをもらうことに成功した。

アプリの狙いについて、「新卒の離職率は約30%と言われていますが、その多くは職場の人間関係や環境、理念の不一致に起因しています。その社会課題を少しでも解決すべく、従来の堅苦しい就活の手法ではなく、食事を介して、事業やビジョンについてできる限り本音で話していただき、双方の理解を深めていただくことで、そのような社会課題の解決に尽力しております」と説明する担当者。

利用者は約3,000人の学生と、約150社の経営者(人事決裁者)であるという。経営者の側の男女比率は、男性9:女性1となっている。そして、学生側の男女比率は、意外なことに男性7:女性3で男性が多いという。


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■気になるのはイメージ?

実際にサービスを通じて採用につながった事例もあるようで、噂されているようなパパ活アプリではないことを強調。学生と社長とのトーク履歴も検閲しており、セクハラ等の行為が確認できた場合には強制退会の措置も取る。現時点では、セクハラ等の被害にあったという報告は確認されていない。

アプリの利用料金は完全無料だが、今後は経営者のみ課金方式にしていく予定で、学生の課金は行わない方針だという。そして、将来的には転職サービスにも拡大していきたいと考えていると明かした。

ちなみに、ネガテイブな話題となっていることに対しては、「アプリのブランディングがあるので…」「どうせ叩かれると思います…」とかなり気にしている様子であった。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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