プールで溺死した2歳の双子 悲しすぎる監視カメラ映像に両親の涙止まらず
水遊びが大好きな子供たち。プール、海、お風呂など彼らにとって魅力的な場所では、事故も起きてしまいがちだ。
子供たちは、海やプールで遊ぶことが大好き。だが、幼い我が子からは目を話してはいけない。悲しい溺死事故の話題を、南アフリカのメディア『IOL』や英国のメディア『The Sun』が伝えている。
■悲劇的な事故
南アフリカ共和国クワズール・ナタール州のダーバン市に暮らす家庭の自宅プールで、2歳の双子が揃って溺死体となって発見された。
地元消防局は、監視カメラの映像をもとに「悲劇的な事故であり、事件性はない」と判断。幼い子供がいるほかの家庭への教訓になるとして、セバスチャンくんとイーサンくんという双子の名前のみを添え、事故の内容がSNSで明らかにされた。
■子守りの目を盗んで…
11月28日の夕方5時前、ある家から通報を受け現場に急行した救急車と隊員たち。プールから引き揚げられた男の子2人はまだ幼く、懸命の心肺蘇生処置にも反応せず、現場で死亡が宣告された。
双子はその日、子守りと一緒に過ごしていた。昼寝から覚めたらしくプールに向かい、遊んでいるうちに1人が誤って転落、それに気付いたもう1人があわてて飛び込み、勇敢にも助けようとする様子が監視カメラに映されていた。
共に必死にプールクリーナーにしがみつくも、やがて力尽きてしまったという。
■開錠方法を知っていた2歳児
驚くべきは、2歳にして、プールに出るフェンスの扉の開錠方法を知っていたこと。双子の両親は、そのために愛する我が子を失い、悲しみに打ちひしがれてしまっている。
また、双子の祖父であるイワン・アイクスさんはSNSに、その映像が存在しなければ事件の可能性を疑い、警察の捜査がいつまでも続いていただろうと綴っている。
自宅に危険な場所がある際は、監視カメラを設置することに加え、幼い子供が侵入できないように、大人にしかわからない複雑な施錠が必要だとしている。
■困っている人がいたら…
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,348名を対象に調査を実施したところ、「困っている人を見たら手助けできる」と回答した人は全体の61.0%だった。
このたびの事故は、ただちに子守りを呼びに行くべきケースだったが、2歳児ではその判断ができず、代わりに自らの体が咄嗟に動いてしまったようだ。その勇気を、警察も消防局も大きく称えている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の男女1348名 (有効回答数)