「息子は安らかに寝ているよ」 コロナ禍で将来を悲観した父親が実子殺害
パンデミックの影響で仕事を失ったある男が、幼い末っ子の将来を悲観して、取返しのつかない行動に出た。
新型コロナウイルスの感染拡大により、大打撃を受けたある男。将来を悲観し、大事に育てていた息子の首を絞めて死なせてしまったことを、『Times Now』などが報じた。
■失業し不安を抱えた男
インドのカーンプルで暮らすある男(43)には、安定した家庭があった。教師として働く妻、娘ふたり(16、10)、そして息子(7)もいた男は子煩悩で、優しく愛情深いタイプだったという。
しかしその生活は、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になったことで一変。影響をもろに受けて仕事を失ったことから、男はひどいショックを受け、うつ状態に陥ってしまった。
■息子を殺害
子供たちを何より愛し大事にしていた男は、パンデミックの発生や失業に伴い、「うちの子たちの将来は大丈夫なのだろうか」と不安をもらすようになった。そんなある晩、男は息子と同じ部屋で就寝。ふと血迷って息子の細い首を両手で絞め、死なせてしまった。
抵抗もできず静かに亡くなった息子に寄り添って一晩を過ごした男は、早朝5時に妻がいる寝室へ。そして妻を起こすなり、「あの子を殺してしまった」と告白した。