流行語大賞は「3密」に栄冠 選考委員がこの言葉を絶賛した理由

今年一年を振り返る「ユーキャン新語・流行語大賞」が発表された。選ばれたのはあの言葉…!

■「2020年流行語大賞」落選ワード一覧

ちなみに落選したワードは以下の通り。

・愛の不時着/第4次韓流ブーム
・新しい生活様式/ニューノーマル
・あつ森
・アベノマスク
・アマビエ
・ウーバーイーツ
・AI超え
・エッセンシャルワーカー
・おうち時間/ステイホーム
・オンライン◯◯
・顔芸/恩返し
・カゴパク
・鬼滅の刃
・クラスター
・香水
・GoToキャンペーン
・自粛警察
・Zoom映え
・総合的、俯瞰的
・ソーシャルディスタンス
・ソロキャンプ
・テレワーク/ワーケーション
・時を戻そう(ぺこぱ)
・NiziU(ニジュー)
・濃厚接触者
・BLM(BlackLivesMatter)運動
・PCR検査
・フワちゃん
・まぁねぇ~(ぼる塾)

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■「とてもわかりやすくまとめられた言葉だ」

金田一秀穂

冒頭の挨拶で選考委員である言語学者・金田一秀穂氏は「もうちょっと違う言葉を選びたかったよなあというのが本音。選考の際もうんざりしながら探した。パンデミックなど、未成熟な言葉、外来語、日本語でも『濃厚接触』とか、熟さない言葉が多くそれにもうんざり」とコメント。

「中でも『3密』というのは真っ当なものだった。日本語は3K、3高とか、複数の物事を上手くまとめるのが得意な言葉。とてもわかりやすくまとめられた言葉だ。そんな日本の得意技が(感染者拡大を防ぐ)ファクターXになったのかも。来年はどうなるのか、そんなことを言うのもバカバカしい。一瞬先は闇という言葉を実感している」と嘆いていた。


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■前日には「新語2020」「JC・JK流行語」も

同流行語を選んだ選考委員は、東京大学名誉教授・姜尚中氏、杏林大学教授・金田一秀穂氏、漫画家・辛酸なめ子氏、歌人・俵万智氏、女優・室井滋、漫画家・やくみつる、そして『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子氏の7人。

ちなみに11月30日に別団体が発表した「今年の新語2020」では若者たちの間で流行した落胆を表す言葉「ぴえん」が大賞、同じく「JC・JK流行語大賞」では「NiziU」「鬼滅の刃」「Widgetsmith」「きゅんです」の4ワードが栄冠。さらに11月17日発表の「2020年ギャル流行語」ではパリピを指すギャル用語「やりらふぃ〜」が大賞に選ばれている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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