新型コロナ疑いも検査拒否する人が… その背景に有働アナが呼びかけ

新型コロナウイルス感染疑いがあるのにPCR検査を拒否ケースが。その背景には一体何が?

2020/12/01 12:45

PCR検査
(show999/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

11月30日放送の『news zero』(日本テレビ系)では、新型コロナウイルスへの感染が疑われているにも関わらず、PCR検査を拒否する人の特徴を特集。視聴者から様々な反応が相次いだ。


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■仕事や差別・偏見を懸念

新型コロナ感染者数が再び増加傾向にある近頃。最近では、感染の疑いがあるにも関わらず検査を拒否するケースも散見され、政府の分科会も危機感を示しているという。

検査を受けない理由について、番組が複数の医療機関を取材したところ、「今日友達10人くらいと会食がある。どうしても出なきゃいけない」という勝手な理由から、「検査したら2週間出勤できなくなる」「自分が最初になるのが嫌だ。あとで白い目で見られたり、陰口を叩かれたりするのが嫌だ」など、仕事や差別・偏見を懸念する人が。

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■会社に責められたケースも

他にも、新型コロナの検査を受け、陽性だった患者が会社に報告したところ、「会社にも迷惑がかかるし周りにも動揺を与えることなのに、ちょっとバカ正直なんじゃないか」と検査を受けたことを責められ、ショックを受けたというケースも。

こうした差別や偏見について、国際医療福祉大学の和田耕治教授は、検査を受けた人から陽性の報告があった場合、報告を受けた側はまず「報告してくれてありがとう」と伝えて安心感を与えることがポイントと解説。

感染者に「自分は戻ってこられるんだ」と前向きな気持ちになってもらうことが大切だとコメントした。

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■複雑な背景に理解を示す声も