昔懐かしい「プラモデルの移動販売」が話題 プラモ復権への想いを店主に直撃
プラモデル復権にかける模型好き8人の野望とは。その想いについて聞いた。
2020/11/30 08:35
経済産業省によると、プラモデルの出荷額ピークは1989年の475億円で、90年代以降はテレビゲームの台頭で減少。2007年には約113億円まで落ち込んだ。近年の出荷は回復傾向にあるが、個人経営の玩具店そのものは減り続けているという。
そんな中、「プラモデル復権」に取り組む店主を直撃した。
■模型好き8人で通販ショップ立ち上げ
店主の西本氏は、今年の3月に仲間8人と模型サークルを立ち上げた。今は潰れてしまった模型店で出会った気の合う仲間たちが、集まって模型を作りを行っている。西本氏はプラモデルの魅力について「作っている間は無心になれて、子供時代にタイムスリップできるところ」と語る。
■ゲームとは違った魅力
今年10月には、通販のホビーショップ「MEGA DOC」を立ち上げて、問屋からの仕入れも本格的に行っている。子供時代、ガンダムのプラモデルに憧れて店に並ぶも、入荷が少なくてなかなか買えなかった世代のメンバーたち。
今の子供たちはゲームに没頭しているが、「プラモデルにはゲームとは違った魅力がある」と西本氏。プラモデルを自分自身で作り上げて、色を塗ることで「世界にひとつだけの作品」を完成させることもできる。