「火災現場から患者を脱出させたい」 救助優先した看護師が逃げ遅れ死亡

火災発生に気づいた看護師が、動けない患者を救うために逃げることを断念。自らの命をかけ、安全な場所に逃がそうと試みた。

■遺族の悲しみは大きく

とても愛情深かった女性が死亡し、遺された家族は深い悲しみに暮れている。女性の娘は先日SNSを更新し、「胸がひどく痛みます」「誰かお願い、私をこの悪夢から目覚めさせてください」と書き込んだ。

複数のメディアが女性を英雄と称え、当局も「自らの命を犠牲にしてまで患者を救った」とコメントしているが、遺族の気持ちはあまりにも複雑だ。


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■大切な人を守るために…

しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,721名を対象に調査した結果、全体の24.3%が「大切な人のためになら死ねると思う」と回答した。

大切な人のためになら死ねると思う人の割合

女性と患者は親しく、友人として大切な存在だったようだ。ひとりで逃げていれば助かった可能性もあったはずだが、大切な人を見捨てることは、どうしてもできなかったのだろう。

患者は回復に向かっており、火災発生後の様子についても、詳しく当局に話している。火災の原因については不明で、現在も調査中だという。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年5月17日~2019年5月22日
対象:全国10代~60代の男女1,721名(有効回答数)

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