客は日に30人、少々地味なクロネコヤマト博物館 じつは激アツだった…
無料でこんなにも楽しめるスポットがあって良いのだろうか。
2020/11/27 08:30
コロナ禍の今、ソーシャルディスタンスが確保できない場所へ行くのが不安という人も多いのではないか。そんな中、コロナ対策が万全な激アツスポットを見つけたので紹介したい。デートや子供連れにオススメだぞ。
画像をもっと見る
■ヤマトの歴史館?
そのスポットとは、ヤマトグループが運営する「クロネコヤマトミュージアム」という歴史館。そう、あの宅急便でおなじみクロネコヤマトである。記者自身も最初は「そんなに大したことないだろ…」と思っていたが、実際に行ってみたら、ガチで帰るのが惜しくなってしまうほど楽しめたのだ。
東京の玄関口「品川駅」港南口から徒歩10分とアクセス抜群の場所にある、クロネコヤマトミュージアム。
オープンはコロナ禍の7月ということもあり、あまり大きく報道はされなかった影響か、1日の来場者数は約30人ほどだという。皮肉にもソーシャルディスタンスも問題ない…。
■しっかりとしたアニメも放映
まず驚いたのが、建物がオシャレすぎること。天井の照明は、宅急便で使用するダンボールを意識した形となっている。きっとヤマトが大好きなデザイナーが設計したのだろう。ダンボールが題材とは最高だ。
もちろんそれだけではない。ヤマト運輸の歴史を学べるのだが、これがなぜか楽しいのだ。単純に企業の歴史を追うだけでなく、その当時の日本の情勢と一緒にヤマトの歴史を知ることができる。来場者の方は自分自身の歴史も振り返って、感慨深そうにしている人もいるという。
写真は1924年ごろ、初めて採用された制服だというがまるで軍服のようである。当時の社長が、「運転手の応対や服装は会社の信用を左右する」と考え、トラック業界では、類のない制服制度を採用した。
展示品だけでなく、クロネコヤマト100年のあゆみが約10分間のアニメとなっている。ただの企業PRでなく、意外にもストーリーがしっかりとしていた。気になる人は現地で見ると良いだろう。