30代女性の3割が職業差別の被害経験 当事者が語る内容とは
コロナで広がっているとも言われる職業差別。経験者が語る被害内容は…
■経験者の声は?
職業差別を受けたことがあると話すのは、30代女性のAさん。
「私はアパレル販売の仕事をしている。当然休みはシフト制で、土日も仕事がある。以前合コンに参加したとき、ある男性から『土日も休めない仕事に就いてしまったんだね』と言われ、差別だと感じた。
世の中には休日に働いている人もたくさんいるし、何よりそういう人がいるから、土日休みの人間が楽しめる。それからテレビなどで当然のように土日や祝日が休みとして語られているのを見ると、少し気分が悪くなる」
■男性も憤りを口に
40代男性のHさんも、差別経験を口にする。
「自分は長年介護職に就いていたのですが、賃金が安そうなどと蔑視されることが多かった。自分は誇りを持っていたし、高齢者の役に立つこと喜びを覚えていたのですが…。
その後、タクシードライバーに転職しましたが、ここでも色々言われる。介護もタクシーも人の役に立つ素晴らしい仕事なのに、下に見られて憤りを感じる」
職業を差別する言動や態度は、人として恥ずべき行為だと言わざるを得ない。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の有職者1,259名 (有効回答数)