コロナ禍で病院の不手際か 帝王切開予定の陽性妊婦が放置され自力で出産
出産を控えていた女性が、新型コロナウイルスに感染。そのまま隔離された病室で陣痛に耐え、赤ちゃんを出産した。
■家族の怒りと病院の釈明
病院スタッフを信頼していた家族は、女性が感染発覚に加え大変なお産をたったひとりで乗り越えたと知り、やはりショックを受けた。女性の妹はその後にSNSを更新し、「姉は病院で無視されました」などと書き込んでいる。
一方、病院側は家族の主張を否定。対応が遅れた理由については「担当医が他の手術の最中だったせいです」とコメントし、「病室から出る前に看護師は薬を差し出しました」「赤ちゃんも女性も元気でした」とも付け加えた。
■深刻な女性のトラウマ
しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1,880名を対象に調査したところ、全体の37.2%が「病院が怖い」と回答した。
女性は病院で新型コロナウイルス感染を知らされはしたものの、きっと助けてもらえると信じ、帝王切開を待っていた。
しかし放置され、ひとりきりで赤ちゃんを出産した恐怖は、はかり知れない。そのトラウマは相当なものだったといい、産後ほどなくして病院を去ったと海外メディアは報じている。
女性が新型コロナウイルスから早く回復すること、また赤ちゃんが元気に過ごしていることを願うばかりだ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
対象:全国10代~60代の男女1,880名 (有効回答数)