札幌、新型コロナ感染者の急増で「外出自粛要請」 市民の本音を聞いた
北海道は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、独自の警戒ステージを「4相当」に引き上げることを発表。道民たちの本音は…
北海道では18日にも、過去3番目となる233人の新型コロナウイルス新規感染者を確認。中でも札幌市は新たに136人の感染が確認され、感染が拡大している状況だ。
■リスク回避できない場合は「外出自粛」
そうした中、鈴木直道知事は17日、感染が拡大している札幌市において、道独自の警戒ステージを「4相当」に引き上げると発表。感染リスクを回避できない場合、札幌市民には「不要不急の外出自粛」、道民には「札幌市への不要不急の往来自粛」を求めた。
「感染リスクの回避できない場合」とは、「利用施設が新北海道スタイルを実践していない」「距離が取れない長時間の会合」「5人以上、マスクをしない、2時間を超える(会合)」と説明。
また、政府の観光支援策「GoToトラベル」については、「感染リスクを回避できない場合は当然、旅行を控えていただく必要があります」としている。
■一方で招致活動も
その一方、北海道内の4宿泊施設の経営者が18日、北海道庁で緊急会見を実施。感染防止対策が行われていることをアピールし、Go Toトラベルの利用を呼びかけた。
北海道では、11月に入ってから新型コロナの感染が急速に拡大。18日までの14日連続で100人を超える新規感染者が確認されており、施設によっては、1日あたり数百件単位のキャンセルが出ているという。
北こぶしリゾートの桑島敏彦専務は「GoToトラベルキャンペーンも活用して、北海道の旅を楽しんでもらいたいと考えている」と語っていた。