池袋の路上に突如出現した『鬼滅』ゲリラアート 記者が描き手を追跡

東京・池袋の繁華街を歩いていると、突如「鬼滅の刃」のキャラクターが…。

■記者への返信は…

鬼滅の刃

DMを送ると、今回の作品を描いたウォーターペインター祭総本店(@matsuri_0619)さんは、「下手なお絵かきですが…」と謙遜しつつも「喜んでいただけて嬉しいです」と記者の質問に対して丁寧な返信をくれた。

描く道具は目撃情報同様、「100均で売っているたこ焼きにマヨネーズとかかける時に使う容器です」とのことで、約10分ほどで描ききったという。

キャンバスは道路だ。危険性に対する認識を確認すると「車には十分気を付けています。車通りのない道や、極端に少ない道を選び、安全を優先しています」と話すウォーターペインターさん。

本業は交通警備の職であり、交通安全については人一倍意識が高い。「事故にあっては、通る人を笑顔にする事は出来ないですから」と、常に周囲に問題がないか確認しているという。


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■「通る人を笑顔にできたら」

ゲリラでこの活動を始めたのは1年半ほど前から。「仕事の休憩時間や仕事終わりに現場近くで描いています。実際通る人が驚いたり、笑ってくれたり、楽しんでくれる事が嬉しい」と思いを明かした。

作品は数分で消えてしまうが、「道路工事や建設工事の交通警備は、近隣住民や歩行者に恨まれる仕事。誘導だけでなく、通る人を笑顔にできたら…と思っていたところ、若者たちがディズニーランドの話をしていたのを聞き、『あ、カストーディアルだ』と思いついた」と、そのきっかけについても教えてくれた。

ネットではこのアートに遭遇し、「めっちゃ上手いすごい」「激じょーず過ぎて激写した」と声を上げるユーザーが多い。この界隈は普段、客引きやナンパ、スカウトの姿が多く見られるスポットだが、時には心を癒すこんなアートに出会うこともあるのだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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