上智大学に爆破予告も「2限まで授業実施」に疑問の声 理由を大学に取材した
上智大学に爆破予告。2限まで授業が行われることに疑問の声があがっているが、その意図は…
10日、上智大学は、爆破予告を受けたため、11日の午後1時から終日、四谷キャンパスおよび目白聖母キャンパス構内を立ち入り禁止にし、閉鎖すると発表した。
■大学に爆破予告
一部報道では、爆破予告は8日深夜ごろに、大学の問い合わせフォームから届き、9日午前9時過ぎに職員が気付いたと報道されている。文面には「11日午後3時、貴大学に仕掛けた時限爆弾8個を作動させる」と書かれていたとのこと。
また、横浜国立大学も同様の爆破予告が届いたとして、11日午後1時から終日、常盤台キャンパスへの立ち入りや滞在を禁止すると発表している。
■ネット上では疑問の声も
上智大学側は、今回の爆破予告を受け、1時限および2時限の対面授業は通常どおり実施し、3時限以降に学内で行われる予定の対面授業を中止。またオンライン授業は通常通り行なうと発表した。
この発表に対し、ツイッター上では「爆破予告時間を信用する姿勢はどうなのか」「午後3時の爆破予告だからって午後1時までは安全とは限らないだろう」といった疑問の声があがっている。
中には「爆破予告して本当に爆破した事例あるのかな」といったコメントも寄せられていたが、万が一ということを考えれば、「なぜ2限まで授業を行なうのか」と疑問がわくのは自然だろう。
■「2限まで実施」の理由は…
ネット上での疑問の声を受け、しらべぇ編集部が上智学院総務局広報グループに取材を行なったところ、「本当に午後3時に爆破が起こるかはわからないし、正直過去の爆破予告と同様に起こらないかなと…。しかし、安全最優先した上で、授業を行なうとなると、2限の正午0時35分まで実施するのが良いと判断した」と説明。
また現在、大学ではオンライン授業を主としており、構内にいる生徒は実験・実習を行なっている一部の生徒のみとのこと。午後1時までに生徒をキャンパス外に出すのは問題ない模様。当日は、職員もほぼ出払い、在宅勤務とすると語っていた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・北田力也)