無銭飲食の女がトイレの換気ダクトから逃走 調理場の天井崩落であえなく逮捕

高級レストランで、美味しいディナーを堪能していた女。まさか代金を支払わずに逃げてしまうとは…。

2020/11/07 16:00

レストランの調理場
(Kondor83/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

無銭飲食をする犯人の多くが、店内の様子を事前に観察し、計画を立ててから実行に移すと言われている。床から天井までじっくりと眺め回し、ありとあらゆる手段を模索しておくのだろう。そんな中で話題になっているのが、こちらのケースだ。


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■下手な考え休むに似たり

王立カナダ騎馬警察が、犯人検挙の瞬間を捉えた1本の動画を公開した。まさに、下手な考え休むに似たり。思わぬ形で罰が下った良い事例だった。

同警察は「じつに危険な行為、真似は禁物です」と犯罪抑止を目的に真剣に警告しているが、視聴者は「ギャグかよ」と爆笑。話題は世界にじわじわと拡散中だ。

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■女は高級ディナーに舌鼓

今年3月、ブリティッシュコロンビア州のバーナビー市中心部にあるラグジュアリーなレストランで、ひとりの女がディナーを楽しんだ。

請求書を受け取り金額も確認していながら、女はお金を払う前に姿を消してしまった。気付いた店員がトイレに入ると、天井付近の換気ダクトに入り込んだ形跡があり、店はただちに通報。騎馬警察の隊員が現場に急行した。

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■メリメリと音を立てた天井

ほどなく天井のダクトが走っている部分がメリメリと音を立てたことから、隊員らは調理場に集まった。ダクトが大人の人間の重みに耐えられるはずもなく、女は天井をも突き破って隊員の目の前にドスンと落ちてきた。

こちらが、王立カナダ騎馬警察が公式ツイッターで公開した動画だ。

あっけない逮捕劇だったが、女は極めて貧しい暮らしをしており、医療機関への搬送も拒むほどで、レストラン側の温情により告発には至らなかったという。


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■意図的な無銭飲食は詐欺罪

意図的に行われた無銭飲食は、詐欺罪に問われる。とはいえ、財布を忘れた、現金の持ち合わせがなく店がクレジットカード支払いを受け付けていなかった、カードの限度額を超えており使えなかったという場合もある。

そのような時はきちんと事情を説明して謝罪し、運転免許証や健康保険証などでの本人確認に応じ、店から指示される新たな支払い方法に従うのみ。これらを守れば詐欺罪に問われることはないという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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