西川きよし、膀胱がん手術後の辛い状況を妻ヘレンが激白 「そこまでいうか?」
西川きよしが2020年の文化功労者に選出。これまでの漫才師人生を振り返った。
■やすしさんとの思い出
「やすし・きよし」は、その斬新な漫才スタイルで漫才ブームの火付け役となった。
やすしさんとの漫才がくすぶっていた時期、「ボケとツッコミを入れ替えてみよう」と試行錯誤したというエピソードを思い返しつつ、「いままでツッコミだけだったやすしさんが、ボケのセリフでどーんとお客さんに笑ってもらえると、すごく喜んでいてね。舞台の上でも楽屋に帰ってきてもその喜んでいる感じがわかって、『ボケっていうのはこんなんかいな、キー坊』と上機嫌になってねぇ」と、当時の裏話を嬉しそうに明かしていた。
続けて、「『やすし・きよし』は2人なんですが、僕らの中では、それぞれがボケとツッコミができる4人分の漫才コンビと感じていて、それを嬉しく思ったものです。そんなところから、他のコンビにはない新しい笑いが生まれていったように感じます」と、感慨深げに回顧していた。
■5年前には大病を
芸能活動57年、今年74歳になったきよし。5年前には前立腺にがんが見つかり闘病生活を送ったこともあった。
現在の状況について「家内の後押しでがんの検査を行ったところ、3か所の腫瘍が見つかり手術を行いました。正直にお話させていただきます…3年間くらいはずっと(尿もれ)パッドにお世話になりまして、本当に苦しかった。いまは再度膀胱の手術も行いましてパッドの必要もありません。そのことをラジオでお話しすると全国の方がたから『勇気をもらった』とさくさんのお便りが来まして…」と振り返る。
ヘレンも夫の苦労を感じており、「おむつを二重三重に重ねて使用して生活していたこともあり、本当に苦しいだろうなぁと思う日々だった。3年前に手術を行い、今ではボタンを押すと尿が出る機械を膀胱につけていただき…」と真面目な顔で解説。
するとその説明をさえぎるように「そこまでいうかぁ!?」ときよしからつっこみの声が…。
そんな夫婦漫才のような一幕を見せた後、「今日は文化功労の話だけかと思ったけど泌尿器科の話まで…」ときよしがひと笑いをとって終了。きよしの人柄と、ヘレンの良妻ぶりが十二分に出た会見であった。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)