ボタン電池の誤飲で女児が壮絶死 医師はレントゲン検査せず食中毒と診断
検査を行わず、女児の体内で起きていたことに気づけなかった医師。その後に女児はどんどん弱り、帰らぬ人になった。
■手術するも手遅れに
病院に救急搬送された女の子を、大学病院の医師団が診察。レントゲン検査を行ったところ、誤飲したとみられる電池が見つかったという。
その後に9時間かけて手術を行うと、食道や大動脈まで焼けただれていたことが判明した。状態が安定するようさらに手術が行われたが、女の子は7月28日に息を引き取った。
女の子が飲み込んだのは、リモコンや玩具などにも使われるボタン電池。これまでも、誤飲で子供が死亡した事故は起きている。
■医師に不信感も
しらべぇ編集部が全国20~60代の男女1,363名を対象に調査した結果、28.4%が「医師を信頼していない」と回答した。
女の子の家族は、望んだ検査を受けられなかったことにも憤っているようだ。
ちなみに電池誤飲後には嘔吐などの症状が出るため、医師がウイルス性胃腸炎などと診断するケースは確かにあるという。小さな電池を子供が知らぬ間に口に入れる場合もあり、親が誤飲に気づかないことも多い。
不運が重なったとはいえ、もし初診の段階で医師が「レントゲン検査を」という要求に応じていれば、女の子は死なずにすんだかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
対象:全国20代~60代の男女1,363名(有効回答数)