10代姉妹が飲み物に薬物を混入され誘拐 15人の男が6日にわたり集団レイプ
このような危険な地に、女の子として生を受けることの幸せや喜びはあるのだろうか。
誘拐され、複数の男たちが待ち構えるホテルの部屋に連れ込まれた10代の姉と妹。転々と場所を移動するたびに、姉妹は飢えた男たちの性の餌食にされてしまった。その集団レイプはなんと6日間も続いたという。
■薬物を混ぜた飲み物を…
パキスタン・パンジャブ州のファイサラーバードで9月11日、ある市場に出かけた15歳と17歳の姉妹が薬物を混ぜた飲み物で眠らされ、男たちに誘拐された。
連れ込まれた先はチャン区ジャングにあるホテルで、複数の男が次々と姉妹を強姦した。だが事件はそれで終わりではなかった。
■3ヶ所で15名の男たちが…
数日後、姉妹は別の場所に移動させられたが、そこにも複数の男が待ち構えていた。こうして蛮行は6日間にわたり3ヶ所で繰り返され、姉妹は計15人の男に強姦された。また、多くの加害者がその様子をスマートフォンで録画していたことがわかっている。
姉妹はある場所で車から降ろされ、やっとのことで帰宅すると母親に事実を打ち明けた。加害者と遭遇することへの強い不安を訴えるため、両親は速やかに遠方への転居を決意したという。
■性的な画像・動画はどこに…
その後、母親が同州のラホール警察に集団レイプの被害届を提出。警察は10月23日、容疑者15人のうち最後まで逃走していた男を逮捕した。
姉妹に関する性的な画像や動画の存在について警察が調査を行っているが、すでにどこまで拡散が進んでいるのかを正確に把握することは難しいとして、姉妹は恐怖に怯えている。
「犯人たちと徹底的に闘いたいが、(民事訴訟となると)我が家は貧乏で弁護士などへの費用が支払えない」と母親は話しており、展開によっては、女性や子供を守る人権活動団体が立ち上がる可能性もありそうだ。
■厳罰化を望む首相
パキスタンで近年、特にパンジャブ州で性犯罪が多発している。カラチでは9月23日、バスを待っていた22歳の女性が停留所から連れ去られ、やはり集団レイプの被害に遭っていた。
この事件は、イムラン・カーン首相が「強姦魔は去勢か絞首刑がふさわしい」などと発言した直後に起きていた。性犯罪の抑止につながる極めて厳しい刑罰が下るものか、裁判の行方に大きな注目が集まっている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)