ネットで出会った男を日本刀でメッタ刺しした女 「強姦への報復」と主張

チャットルームで知り合った異性とのデート。次のステップに進むには、慎重でありたいものだ。

2020/10/30 11:30

日本刀
(SergeBlack/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

知り合って間もない男性とデートした女が、「力づくで性行為を求められた」として、警察に強姦の被害を申し出た。ところが証拠が不十分だとして、警察は男性を不起訴処分に。これに怒りを募らせた女は、新しい彼氏ができると…。


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■墓地の土のなかから…

今年4月上旬、ドイツ・ニーダーザクセン州ハノーファーの墓地で、カディール・セルカン・アスランババさん(当時28歳)というトルコ国籍の男性の惨殺遺体が発見された。その2日前に、家族が警察に捜索願を出していたという。

警察は事件の容疑者として、被害者とある時期、携帯電話で頻繁に連絡をとり合っていたターニャ・Wという25歳の女と、その交際相手であるエムレ・A という24歳の男の身柄を拘束した。

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■男性を刃物で100回も刺す

取り調べのなかで容疑を認めた両被告は、遺体発見の2日前にカップルが暮らすアパートにカディールさんを呼び出し、唐辛子スプレーを吹き付けたうえ、全身を日本刀でメッタ刺しにして殺害したことを供述した。

遺体は大型のスーツケースに収められ、数日後に墓地に運ばれて土に埋められていたことが、町の防犯カメラの映像でも確認されている。

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■強姦被害を受理されず…

犯行動機については、「昨年のはじめにカディールから性的暴行を受けたが、お咎めなしとわかり腹が立った」などと述べたターニャ容疑者。あるチャットルームで知り合ったカディールさんとデートしたところ、性行為を強要されたというのだ。

そこで警察に強姦の被害届を出したものの、証拠が不十分だとしてカディールさんは不起訴処分に。このことでターニャ容疑者は恨みを募らせたが、被害者の体を100回も刺すという残虐性に、裁判官からは精神鑑定を受けるよう命じられている。


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■元彼に復讐した経験は?

しらべぇ編集部が全国10~60代の恋愛経験がある女性954名に調査を実施した結果、「交際した男性に復讐した経験がある」と回答したのは、全体の10.2%だった。

年代別では、交際相手が変わることもしばしばということか、10代と30代が15.0%、20代が13.6%という高い割合を示した。交際した男性に復讐

特殊な興奮状態のなかで行われる復讐という行為。しかし、そこで凶器を手に取るようでは、自分の人生すら終わってしまうということを、忘れてはならないようだ。



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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日 
対象:全国10代~60代の恋愛経験がある女性954名(有効回答数)

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