ネットで出会った男を日本刀でメッタ刺しした女 「強姦への報復」と主張
チャットルームで知り合った異性とのデート。次のステップに進むには、慎重でありたいものだ。
知り合って間もない男性とデートした女が、「力づくで性行為を求められた」として、警察に強姦の被害を申し出た。ところが証拠が不十分だとして、警察は男性を不起訴処分に。これに怒りを募らせた女は、新しい彼氏ができると…。
■墓地の土のなかから…
今年4月上旬、ドイツ・ニーダーザクセン州ハノーファーの墓地で、カディール・セルカン・アスランババさん(当時28歳)というトルコ国籍の男性の惨殺遺体が発見された。その2日前に、家族が警察に捜索願を出していたという。
警察は事件の容疑者として、被害者とある時期、携帯電話で頻繁に連絡をとり合っていたターニャ・Wという25歳の女と、その交際相手であるエムレ・A という24歳の男の身柄を拘束した。
■男性を刃物で100回も刺す
取り調べのなかで容疑を認めた両被告は、遺体発見の2日前にカップルが暮らすアパートにカディールさんを呼び出し、唐辛子スプレーを吹き付けたうえ、全身を日本刀でメッタ刺しにして殺害したことを供述した。
遺体は大型のスーツケースに収められ、数日後に墓地に運ばれて土に埋められていたことが、町の防犯カメラの映像でも確認されている。
■強姦被害を受理されず…
犯行動機については、「昨年のはじめにカディールから性的暴行を受けたが、お咎めなしとわかり腹が立った」などと述べたターニャ容疑者。あるチャットルームで知り合ったカディールさんとデートしたところ、性行為を強要されたというのだ。
そこで警察に強姦の被害届を出したものの、証拠が不十分だとしてカディールさんは不起訴処分に。このことでターニャ容疑者は恨みを募らせたが、被害者の体を100回も刺すという残虐性に、裁判官からは精神鑑定を受けるよう命じられている。
■元彼に復讐した経験は?
しらべぇ編集部が全国10~60代の恋愛経験がある女性954名に調査を実施した結果、「交際した男性に復讐した経験がある」と回答したのは、全体の10.2%だった。
年代別では、交際相手が変わることもしばしばということか、10代と30代が15.0%、20代が13.6%という高い割合を示した。
特殊な興奮状態のなかで行われる復讐という行為。しかし、そこで凶器を手に取るようでは、自分の人生すら終わってしまうということを、忘れてはならないようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の恋愛経験がある女性954名(有効回答数)