家事と育児でストレス爆発した家政婦 雇用主の赤ちゃんを殴り実刑判決
他人の子供の世話と家事をこなし、家に帰れば自分の子の世話も…。そのストレスは大きく、女は疲れ切っていた。
子供が多い家庭の家政婦として働き始め、家事も任されていたある女。自身にも幼い子がいる女にとって、その仕事は心穏やかにこなせるほど生易しいものではなかった。
■家政婦として雇われた女
シンガポールで暮らすインドネシア出身の女(26)が、今年2月に家政婦として働き始めた。
雇用主にはすでに3人の子がいたため、女はその子たちの世話と家事を担当することに。だが仕事を始めてほどなくすると、雇用主は4人目の子を出産。新生児の世話も始めることになり、女の負担はそれまで以上に大きくなった。
■暴力が明らかに
出産から約1ヶ月後にあたる4月30日の早朝、雇用主は赤ちゃんの大きな泣き声に驚き飛び起きた。
いつもの泣き方とは違う。そんな不安を感じた雇用主は、念のために設置してあった監視カメラの映像を確認。すると拳や手で赤ちゃんの背中を殴る女の姿が映っていたことから、すぐに赤ちゃんを連れて病院へ。重傷は負っていなかったというが、体には複数のアザができていた。
この件で取り調べを受けた女は、「ストレスがたまっていて、手をあげてしまいました」と告白。自身の家庭にも言及した。