美しい花嫁姿を見せるはずが… 脂肪吸引を望んだ女性の急死で警察が捜査
愛する人と婚約し、挙式を楽しみにしていた女性。美しくあるため脂肪吸引を決意したが、思いもよらぬ結果が待っていた。
最愛の人との挙式では、ウェディングドレスを美しく着こなしたい。そう考えた女性が「気になる部分をどうしても細くしたい」と思うように。その方法として選んだのは、脂肪吸引だった。
■美を追い求めた女性
マレーシアで暮らしていたある女性(23)には、美への強いこだわりがあった。10代からモデルとして活動していたこと、また愛する人と結婚を約束したこともあり、「ウェディングドレスを完璧に着こなしたい」という思いは、とりわけ強かったようだ。
仕事の関係もあってスリム体型ではあったが、本人は腕のぜい肉を気にし、脂肪吸引をしようと決意。インターネットで気に入ったサロンに行くことにしたという。
■突然の死
女性が選んだのは、クアラルンプールのショッピングモール内にあるビューティーサロン。予約した10月17日に友人と共に訪れた女性は、直後に麻酔注射を打たれた。
しかし30分も経たないうちに体調不良を訴え、1時間後には心停止状態に。救急車で病院に搬送されたものの手遅れで、女性はそのまま帰らぬ人となった。
その後に遺族がサロン側に質問をぶつけたところ、「施術にあたった人物は、医療行為を行う資格を持ってはいません」「エステを行い美容品を販売する許可しかありません」と認めたという。