「加害者が少年でも厳しく裁くべき」 家族を目の前で轢き殺された父親の叫び
家族を車で轢き、そのまま逃走した10代の少年。すべてを目撃した男性が、苦しい胸中を吐露した。
10代少年が起こした事故のせいで、幼い娘ふたりを一度に失ったある男性。年齢ゆえに少年が裁かれない可能性に、男性は激しく憤っている。
■外出中の惨事
インド・デリーで暮らす男性(35)が、妻、10歳にも満たない娘ふたり、6歳の息子、そして50代の関係者と共に知人を訪問しようと外出した。
ある地点で一行は車を降り、道路を渡ろうとした瞬間に、少年が運転する車が突っ込んできたという。これにより、夫妻以外の全員が負傷。とりわけ事故の衝撃で吹っ飛ばされた娘ふたりの負ったケガは、あまりにもひどかった。
■娘たちの死
負傷者の全員が病院に搬送されたが、娘のひとりは治療が終わらぬうちに心肺停止状態に。もうひとりの娘も手の施しようがない状態で、帰らぬ人となってしまった。また息子と夫妻の知人もひどいケガを負い「危篤のまま」という情報もあるが、現時点では最悪な事態には至っていない。
事故発生を受け、警察はただちに捜査を開始。まずは事故を起こした車を特定し、その後に運転していた少年(17)を見つけ出して身柄を確保した。