幼い姉が下りエスカレーターでベビーカーを押し… 親の姿なく転落して重傷
エスカレーターにベビーカーを乗せる。大人ですら危険が伴う行為を、ましてや幼い子供たちだけで…。
子供のエスカレーターでの事故は、大人が手をつないでいない、あるいは目を離した隙に、子供だけで乗ってしまった際に起きることが多い。事故は悲惨なものもあるため、その危険性について、子供と一度はきちんと話をしておくべきだ。
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■子育て世代は映像に震撼
ロシアの首都モスクワにあるショッピングセンターで、非常に恐ろしいエスカレーター事故が起きた。欧州の多くのメディアが今、現場の天井付近に設置された防犯カメラの映像とともに報じている。
子育て世代を震撼させる映像ではあるが、エスカレーターに関する危険性を改めて認識し、子供たちに注意を促すうえで、大変貴重な教材でもあるようだ。
■下の階まで3回転
事故は先週、モスクワ南部のプロスペクト・アンドロポワと呼ばれる通りにあるショッピングセンターで起きた。
小学校の低学年ほどと思われる、赤いシャツ姿の子とピンクのシャツ姿の子が、赤ちゃんの乗るベビーカーを押しながら下りエスカレーターへ。下方に傾いた途端、ハンドルを握っていたピンクのシャツの子とベビーカーが揃ってバランスを崩し、三回転ほどしながら転がり落ちた。
■目を離していた保護者
この事故で子供ひとりと赤ちゃんが病院に搬送され、頭部に負った重傷の治療が続けられている。また、もうひとりの子供は、ベビーカーからすぐに手を離して周囲に助けを求めており、怪我などは負っていない。
事故当時、現場付近に大人の姿はなく、なぜ子供たちだけで行動していたのか、警察が保護者に対して調査を行っている。
■子供の監視は大変だが…
しらべぇ編集部では、全国10〜60代の子供がいる男女687名に調査を実施。全体の52.7%が「子供から目を離さないのは無理だと思う」と回答。
さらに男女年代別に見ていくと、まさに幼い子供を育てている人が多い20代の男性が85.7%、女性が75.0%と突出して「無理だ」と感じていることがわかった。またその他の世代でも、約半数が同様の回答となっている。
幼い子供の監視は常にとなると大変だが、このたびの事故のように、外出先には危険を伴う場所が多い。決して子供たちだけで行動させない、目を離さない心がけが必要ではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の子供がいる男女687名(有効回答数)