日本学術会議、任命拒否された4人の学者が会見 「違憲・違法」と批判

日本学術会議への任命が菅義偉首相によって拒否された4人の教授たちが日本外国特派員協会で会見を行った。

2020/10/24 09:40

■松宮教授「自民は犯罪を犯している」

日本学術会議

刑法が専門の松宮氏は今回の任命拒否で犯罪行為が行われていることを告発。代表的なのは自由民主党の国会議員による学術会議が中国と軍事研究を共同しているというデマをTwitterで述べたことだと指摘した。

松宮氏は「これは明らかに犯罪。それから内閣総理大臣が任命する根拠となる学術会議の推薦名簿、105名のうちから6名を黒く塗りつぶした書面が見つかっています。このように公文書を勝手に塗りつぶすのは、公文書を破壊する罪に当たります」と述べ、次の国会で糾明されることに期待をにじませた。


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■芦名教授「最大の問題は軍事研究」

宗教思想が専門の芦名氏は今回の問題は学術会議のあり方を問題視されたと述べ、「最大の問題はやはり軍事研究を巡っていた」と自身の考えを語った。

「軍事研究を巡って、政府は大学における軍事研究を推進したい。それに対して反対をした、明確に反対を声明として出した日本学術会議、それが非常に問題であったというのが非常に大きな争点だったろうと思います」と述べた。

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(取材・文/France10・及川健二

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