『スッキリ』特集で「精子提供」がトレンド急浮上 その実態に驚きの声 相次ぐ
『スッキリ』にて特集された「精子提供」がツイッターのトレンド上位に急浮上。トピックそのものに疑問を感じる視聴者も多いようで…。
20日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、医療機関を介さずに個人間で行なわれる「精子提供」に注目。SNSを通じての「自己責任」となる手法を受け、視聴者からは疑問の声が上がっている。
■現代の精子提供
夫の無精子症、女性同士のカップル、シングルマザーといった理由で子供を授かれない女性たちから特に注目されている精子提供。従来であれば女性(夫婦)と提供者の間に医療機関が介在し、「提供者の情報」を一切明かさずに行なわれるのが主流であった。
しかし近頃はこういった手順を踏まず、女性と提供者同士がSNSで直接コンタクトをとり、精子提供を実施するケースが増えつつあるという。番組が「精子提供」というハッシュタグをSNSで調べたところ、女性も提供者の男性の投稿も容姿や学歴にフォーカスした希望・条件提示が多く見られた。
■医療機関を介さないデメリット
番組に登場した「人工生殖による親子関係」に詳しい若松陽子弁護士によると、現在は法規制がない状態のため、個人間の精子提供が「問題になることはない」という。一方でトラブルが生じるリスクもあり、場合によっては自己責任の対応が迫られるケースも。
番組では「ただ精子を提供してもらう」手筈になっていたのに、提供者から「性行為を求められた」事例などが取り上げられていた。
■視聴者の疑問は…
第三者からの精子提供を受けられる医療機関が全国にわずか12箇所という事情や、トータルでかかる費用を考慮して個人の精子提供を求める女性は決して少なくないという。
しかしツイッター上には「SNSで知り合った人の精子をもらうという発想が怖い」「学歴と身長さえあればどんな精子でも良いの…?」「持病を隠す人とか絶対いると思うし、闇が深すぎる」といった懸念の声が多数上がっていた。
多くの視聴者に衝撃を与えたワード「精子提供」は、番組放送前後のツイッタートレンドの上位に急浮上している。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)