獰猛なピットブルとの死闘に勝利したせいで… 30代男が動物虐待致死容疑で逮捕
究極の闘犬、世界一の闘犬などと呼ばれるピットブル。土佐犬と闘わせたら、どちらが強いかと比較されることもある。
ピットブルは、不審者を決して寄せ付けないことで知られ、海外では番犬として特に人気が高い。いったん攻撃のスイッチが入ったら、相手の命を奪いかねないほどの獰猛さでも有名だが…。
■飼い犬を暴行し死なせる
米国・フロリダ州のピネラス郡で今年8月中旬、ある男が激しい暴力の末に飼い犬を死なせるという動物虐待致死事件が起きた。
この事件で逮捕されたのは、38歳のジョゼフ・ウェイン・ウォーカー。殺害された飼い犬は10歳のピットブルで、体重が11.3キロほどであり、同犬種の中ではやや小ぶりだったようだ。
■犬が恋人の足首を噛む
事件はピネラスパークにあるウォーカー容疑者の自宅の庭で、深夜に起きた。ピットブルが彼と交際中の女性の足首を噛み、彼女は傷の手当てのため室内へ。
その報告に怒り心頭に発した同容疑者は、犬に激しい暴力を加えて馬乗りになり、最後は両手でその首を絞めつけて絶命させた。凶器などは使用せず、すべて素手で行ったという。