娘からの精神的虐待に耐えた末に… 過失致死罪に問われた父親が2年で釈放へ
30代半ばの娘を支えようと、懸命に耐えていた老いた両親。その生活も娘殺害という形で終わり、父親は刑務所へ…。
■父親に下された判決
「過失により娘を死に至らしめました」と認めた父親に対し、裁判官は今年の10月12日に「懲役2年9ヶ月の実刑判決がふさわしい」と言い渡した。しかし事件発生からすでに約2年が経過しているため、父親は間もなく釈放されるという。
裁判官は必死に娘を支えていた父親に同情し、「献身的で愛情深いお父さんだということを、こちらも理解している」と発言。今も殺害を後悔しているという父親は、裁判官と弁護団に感謝の気持ちを伝えた。
■家族に殺意を抱くことも
しらべぇ編集部が全国10代~60代の男女1,732名に調査したところ、全体の22.6%が「家族に殺意を覚えたことがある」と回答した。
父に「アンタを殺してやりたい」と言い放った娘を、自衛のために殺害してしまった父親。殺人という罪を犯しはしたものの、この父親を責める声は決して多くはない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)